森見 登美彦「熱帯」読了

森見 登美彦「熱帯」読了。

佐山尚一が書いた、誰も読み終えたことがない、
「熱帯」という小説をめぐる不思議な物語。
第一章から第三章までが、取りつかれた人々が「熱帯」を追いかける話。
第四章と第五章が「熱帯」の中身そのもの。でも、そこはモリミー、一筋縄ではいかない。
「熱帯」は千一夜物語の異本であり、失われた一挿話らしく、
幾度となく千一夜物語の話が出てくる。
後記では、第一章と同じシーンに戻るけど、少しずつ何かが違う。
決定的に違うのは「熱帯」の作者。
前半から登場する白石さんは「夜は短し歩けよ乙女」の
黒髪の乙女を彷彿とさせるような気がする。

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