テーマ:読書

宮部 みゆき 「ペテロの葬列」

宮部 みゆき 「ペテロの葬列」。 杉村 三郎シリーズの3作目。 カリスマ創業者の妾腹と結婚した主人公は 相変わらずモヤモヤした生活を続けているが、 今回も事件に巻き込まれ、解決へ向けては活躍する。 いったん解決したように見えた後、 ヒラメキで最後の詰めをするのは、前作と同じ。 そしてモヤモヤ生活はアッと驚く展開でスッキ…

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米澤 穂信 「遠回りする雛」読了

米澤 穂信 「遠回りする雛」読了。 古典部シリーズの4作目。 今回は入学後から春休みまでのエピソードを拾う短編集。 主人公のホータロー、里志、千反田、摩耶花の4人の登場人物が過ごす 高校生らしい生活の中で起こる小さな謎を ホータローが解き明かすというのは同じ流れ。 摩耶花と里志の恋の行方、 千反田を意識し始めたホータロ…

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米澤 穂信 「クドリャフカの順番」読了

米澤 穂信 「クドリャフカの順番」読了。 「古典部シリーズ」の3作目。 3作目ということもあって、 高校1年生である古典部の4人のキャラクターはほぼほぼ固まってきた。 しかしそれは、ミステリーとは言え、高校での事件なので、 物語の行方が読者の期待とさほど違わないことと想定される。 主人公が事件をほぼ解決するけど、 それ…

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宮部 みゆき 「名もなき毒」読了

宮部 みゆき 「名もなき毒」読了 「誰か Somebody」に続く、杉村 三郎シリーズの2作目。 前作よりもずっと長くなっている。 主人公を取り巻く環境は、 編集部のアルバイトが変わった以外はそれほど変わっていないが、 それが今回の物語の中心の1つ。 人が死んだ事件に、また関わるけど、 それは非日常的なことで、 直感…

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米澤 穂信 「愚者のエンドロール」読了

米澤 穂信 「愚者のエンドロール」読了。 「氷菓」に続く古典部シリーズの2作目。 登場人物は前作と同じ、主人公を含む高校古典部の4人。 今回は作成途中で脚本役が倒れたため撮影が中断された 2年生のクラスのミステリービデオの続きを推理するという内容。 主人公は誤った推理をするが、そのまま受け入れられ、 ビデオは完成。しかし…

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米澤 穂信 「氷菓」読了

米澤 穂信 「氷菓」読了。 米澤さんのデビュー作にして、古典部シリーズの第1作。 高校に入学した主人公は姉からの手紙での指示で古典部に入る。 古典部には在校生の部員が居なかったが、 それが男子2名と女子2名の4人となり、部活を進める。 身の回りに起きる小さな謎を主人公が解き明かすところは、 以前読んだ「さよなら妖精」と同…

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森見 登美彦 「四畳半神話体系」読了

森見 登美彦 「四畳半神話体系」読了。 森見さんお得意の大学生もの。 四畳半に住む大学生の4つの話。 登場人物は小津、明石さん、羽貫さん、樋口師匠、城ヶ崎先輩なそ。 羽貫さんと樋口師匠は「命短し歩けよ乙女」にも出てくる。 キーワードは下鴨幽水荘、カステラ、猫ラーメン、タツノオトシゴ、占い師、 鴨川デルタ、コロッセ…

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宮部 みゆき 「誰か Somebody」読了

宮部 みゆき 「誰か Somebody」読了。 久々の宮部みゆき。 宮部みゆきは文庫でほとんど読んだつもりだったけど、 これはカッパノベルズになったので、 目に止まらず読んでなかったらしい。 杉村三郎シリーズの1作目らしいけど、 シリーズそのものを知らなかった。 書かれたのは「模倣犯」の少し後で、 そんな…

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川村 元気 「世界から猫が消えたなら」読了

川村 元気 「世界から猫が消えたなら」読了。 本屋さんに積んであったのを見たことがあったけど、 ヒット中の映画「君の名は」のプロデューサーが書いたと知って、 図書館で借りてみました。 脳腫瘍で余命いくばくもないと宣告された若者のもとに悪魔が現れる。 この世から1つ何かを消せば1日寿命が延びるという 悪魔との契…

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森見 登美彦「きつねのはなし」読了

森見 登美彦「きつねのはなし」読了。 例によって京都を舞台にした男子大学生が主人公の4つの短編。 タイトル作の「きつねのはなし」は骨董店の女主人と、 アルバイトの学生、そしてその顧客をめぐる不思議な話。 残りの3作もその骨董屋が少しずつ絡む。 僕の知っている森見さんと違い、おちゃらけもなく、 全編を通して暗いトー…

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吉田 修一 「犯罪小説集」読了

吉田 修一 「犯罪小説集」読了。 吉田さんの最新作。タイトルが面白い。 実際にあった事件をモチーフにしたと思われる短編集で、 青田Y字路、曼珠姫午睡、百家楽餓鬼、万屋善次郎、白球白蛇伝の5編。 タイトルが5文字で統一されていてとてもユニーク。 曼珠姫午睡以外は後味の悪い終わり方で、 ちょっと苦手かも。 犯罪小説な…

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森見 登美彦 「夜は短し歩けよ乙女」読了

森見 登美彦 「夜は短し歩けよ乙女」読了。 天然で、酒を愛していて、おともだちパンチと 二足歩行ロボットのステップが得意な黒髪の乙女と、 彼女に恋する、その後ろ姿に関する世界的権威で、 彼女と奇遇に会うことを得意とする先輩。 最後は2人とも「世界ボーッとする選手権」の日本代表となり、 初めてのデートを迎える。 …

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海堂 尊 「ポーラースター ゲバラ覚醒」読了

海堂 尊 「ポーラースター ゲバラ覚醒」読了。 海堂さんの最新作。 カストロとともに、キューバ革命を指導したゲバラが主人公。 もちろん実在の人物で、アルゼンチン生まれとは初めて知った。 今後全体で4部構成になるらしく、今回はその1作目で、 学生時代を中心に、幼少期、高校時代の話も入っている。 かなりドラマチックな…

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奥田 英郎 「バラエティ」読了

奥田 英郎 「バラエティ」読了。 奥田さんの新刊。全作制覇進行中。 6編の短編、1編のショートショート、そして対談が2編。 珍しく、あとがきがあり、ご本人が「言い訳」を書いている。 様々な雑誌に発表され、単行本に収録されなかった作品を集めた本。 「バラエティ」は寄せ集めの言い換えだ。 でも、それぞれが面白くないわ…

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近藤 史恵 「サクリファイス」読了

近藤 史恵 「サクリファイス」読了。 近藤さんの作品は短編を読んだことはあるけど、長編は初めて。 自転車チームのエースと事故でチームを去った男、 そして主人公の新人選手。 チームがレースを重ねるにつれ、主人公のエースへの思いは、 曇ったり、晴れたりする。 その心の揺れが反転する様の描き方が、少し不自然に感じる。 …

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森見 登美彦「ペンギンハイウェイ」読了

森見 登美彦「ペンギンハイウェイ」読了。 研究とオッパイが好きな小学校4年生の少年と、 人間でないオッパイの大きな歯医者のお姉さんが織りなす、 不思議で物悲しい物語。ラストシーンは圧巻。 それにしても、作家の想像力というのは、 とてつもないものだということを改めて認識した。 物語のキーワードである、「世界の果て」…

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宮下 奈都 「羊と鋼の森」読了

宮下 奈都 「羊と鋼の森」読了。 2016年本屋大賞受賞作。 羊毛のフェルトでできたハンマーが鋼の弦を叩く。それがビアノという森。 高校で、その調律師に会い、森に迷い込んだ青年の物語。 主人公の純粋さは、とてつもなく、 少しずつ成長する様は清々しい。 一つのことに打ち込む姿には、三浦しをんの「舟を編む」を思い出し…

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森見 登美彦 「太陽の塔」読了

森見 登美彦 「太陽の塔」読了。 作者のデビュー作。日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 主人公を中心とした、4人の男子大学生の、ストイックというか、 やせ我慢というか、そんな物語。 そんな主人公には、ある時彼女ができ、太陽の塔を見せると、 彼女は、それにのめり込み、やがて別れが訪れる。 デビュー作とあってか、チョ…

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道尾 秀介 「Staph」読了

道尾 秀介 「Staph」読了。 作者の最新作を図書館のリクエスト予約でゲット。 主人公はランチの移動販売をやっている、離婚したての女性。 一緒に住んでいる中学生の甥、同じ年のアイドルと女優の姉。 そしてアイドルの親衛隊。 女優の過去の秘密を巡るドタバタは、チョット軽い。 内容はもちろん違うけど、前作の「透明カメ…

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吉田 修一 「愛に乱暴」読了

吉田 修一 「愛に乱暴」読了。 全作制覇シリーズ30作目。遂に完了! 主人公は旦那と実家の離れに住む主婦。 各章は主人公の昔の日記で始まり、現在の日記で終わる。 そのうち、旦那は浮気相手のところから、帰って来なくなり、 主人公は離れで、猫と会話し、床下から壺を掘り出す。 そんな彼女に最後に小さな幸せが訪れて、物語…

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吉田 修一 「路」読了

吉田 修一 「路」読了。 全作制覇シリーズ30作中29作目。残り1作! 舞台は台湾。 台湾に恋し、初めて訪れた時に運命の男性と出会った女性は、 その後、総合商社に入り、台湾新幹線の現地事務所で働く。 運命の男性は、台湾、日本で建築を勉強し、 日本の建設会社に入っている。 この2人を軸に、日本統治時代の台湾に生ま…

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吉田 修一 「初恋温泉」読了

吉田 修一 「初恋温泉」読了。 全作制覇シリーズ30作中28作目。残り2作。 いよいよゴールが、見えてきた。 5作の短編集。苦手な恋愛系。 5作のうち、「ためらいの湯」には、唯一タイトルに 温泉が付いていない。 いくら吉田さんとは言え、唐突な終わり方で、 頭にハテナマークが浮かんだ。 「純情温泉」が一番よかっ…

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野田 知佑 「ユーコン川を筏で下る」読了

野田 知佑 「ユーコン川を筏で下る」読了。 野田さんの本を久しぶりに読んだ。 2013年8月のユーコン。 野田さんは75歳。まだまだ元気そう。 現地で筏を作ることから始まる。 一行は筏に野田さんと犬2匹。 2ハイの2人乗りカヌーに4人、 そして、モーターボートにガイドとあと2人の合計8人。 そのうちの一人は盟…

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吉田 修一 「平成猿蟹合戦」読了

吉田 修一 「平成猿蟹合戦」読了。 全作制覇シリーズ30作中27作目。残り3作。 死亡交通事故を起こした音楽家と、その兄の家族。 事故を目撃した新宿でクラブを手伝っている若者。 政治家を政治家を育てたいと願っている音楽家のマネージャー。 新宿でホストをしている夫を追ってきた乳飲み子を抱えた妻。 それぞれの人生が事…

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吉田 修一 「元職員」読了

吉田 修一 「元職員」読了。 全作制覇シリーズ30作中26作目。残り4作。 舞台はタイ。主人公は公金を使い込んでいる団体職員で、 罪の意識に苛まれながらも、 すでに金を荒使いすることに慣れてしまったエセリッチ。 現地で知り合った日本人の若者の世話で、 数日間金を使いまくった後、帰りの飛行機もファーストクラス。 …

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吉田 修一 「静かな爆弾」読了

吉田 修一 「静かな爆弾」読了。 全作制覇シリーズ30作中25作目。残り5作。 テレビ局に勤める主人公。 ふとしたきっかけで、耳の聞こえない彼女と出会う。 二人の仲は、行ったり来たり、 タリバーンによるバーミヤン遺跡破壊の取材も同様。 最後はハッピーエンドに見えるけど、 結末まで書かないのが、吉田流か。 途中…

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伊坂 幸太郎 「サブマリン」読了

伊坂 幸太郎 「サブマリン」読了。 「チルドレン」の続編。今回は長編。 主人公は前回と同じ、家裁の調査官 陣内。 物語は部下の武藤の視点から語られる。 前回も登場した永瀬と優子は結婚している。 それと事故を起こした少年と、10年前に少年として事故を起こした男性、 そして、保護観察中の少年。 ちょっと、事件が起き…

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吉田 修一 「橋を渡る」読了

吉田 修一 「橋を渡る」読了。 全作制覇シリーズ30作中24作目。残り6作。 最初の3章、「春」は明良、「夏」は篤子、「秋」は謙一郎が主人公。 4章目の「そして、冬」はなんと2085年の設定。 吉田さん、チャレンジャーだなぁ。 「春」の冒頭で橋を渡り、「そして、冬」の最後に、また橋。 エピローグでは、「春」、「夏…

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奥田 英朗 「向田理髪店」読了

奥田 英朗 「向田理髪店」読了。 奥田さんの最新作。全作制覇継続。 div align="center"> 舞台は北海道の財政破綻した架空の市。 しぼんでいく街にある、床屋の主人が主人公。 年はぼくとほとんど同じ。 主人公の友人たち、その子供たち、親たちなど、 極めて普通な市井の人々の日常を描いた6編の短編集…

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森見 登美彦 「有頂天家族 二代目の帰朝」読了

森見 登美彦 「有頂天家族 二代目の帰朝」読了。 先日読んだ「有頂天家族」の続編。 帰朝したのは主狸公が師事する天狗の二代目。 師匠と美しい弟子、二代目との確執、 主狸公を含む4兄弟の活躍と、叔父の暗躍、 前作同様の宵山と頭領選びの騒動。 主狸公の阿呆ぶりにはますます磨きがかかり、 恋愛模様も加わって、楽しい、…

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