テーマ:読書

海堂 尊「玉村警部補の巡礼」読了

海堂 尊「玉村警部補の巡礼」読了。 「玉村警部補の災難」に入っている「エナメルの証言」からの流れの短編。 四国4県を阿波県、土佐県、伊予県、讃岐県と昔の国名にして、 玉村警部補と加納警視正が四国八十八か所を巡りながら、 各県で事件を解決する物語。各県では直接解決する事件とは別に、 人生ロンダリング(読まないと何のこっちゃだ…

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米澤 穂信 「リカーシブル」読了

米澤 穂信 「リカーシブル」読了。 久々の読書。最近は帰りに飲み屋に行かなくなったので、 読書量が、グッと少なくなってしまった。 父の連れ子の姉と母の連れ子の弟の兄弟。 父がいなくなり、母の故郷へ引越したところから物語はスタート。 町に伝承される話と、昔ここに住んでいたと言い出す弟。 その謎を最後は姉が解き明かす…

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伊坂 幸太郎 「クリスマスを探偵と」読了

伊坂 幸太郎 「クリスマスを探偵と」読了。 図書館で予約して、しばらく待たされた。 手に取ってみると、何と絵本。 クリスマスの夜、浮気調査をしている探偵が、公園で見知らぬ人物と会い、 クリスマスの苦い思い出を語る。 結末の鮮やかさは、さすが伊坂さん。 以前読んだ、「一人では無理がある」に繋がっているな、と思っ…

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太田 和彦 「北の居酒屋の美人ママ」読了

太田 和彦 「北の居酒屋の美人ママ」読了。 何だか最近はすっかり本から遠のいていて、 約2ヶ月ぶりに読了。 サンデー毎日の連載、「ニッポンぶらり旅」をまとめた本の4作目。 太田さんが全国のあちこちで、例によって街をブラブラ、そして酒を飲む。 今回は秋田、福岡、八戸、岡山、勝浦、長崎、奥多摩の7か所。 以前より、1つの…

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米澤 穂信 「折れた竜骨」読了

米澤 穂信 「折れた竜骨」読了。 舞台は12世紀のヨーロッパ。 殺害された王をめぐって、西方から来た騎士が 謎を解き明かすミステリーではあるけど、 犯人は魔術にかけられていて、さらにこの国には、 不死のデーン人がかかわっていて、ファンタジー的な要素もある。 舞台設定がマニアック過ぎると思ったけど、 あとがきによると、エ…

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伊坂 幸太郎 「ホワイトラビット」読了

伊坂 幸太郎 「ホワイトラビット」読了。 伊坂さんの最新刊。 あとがきによると、硬派な犯罪小説を目指したらしいけど、そこは伊坂さん。 「レ・ミゼラブル」と「オリオン座」を軸にストーリーが展開される。 登場人物の一人である黒澤は「重力ピエロ」を始め、 いくつかの伊坂作品に登場するし、 籠城事件後、建物内に誰もいなくなってし…

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太田 和彦 「熊本の桜納豆は下品でうまい」読了

太田 和彦 「熊本の桜納豆は下品でうまい」読了。 サンデー毎日の連載、「ニッポンぶらり旅」をまとめた本の3作目。 太田さんが、日本全国の街をめぐり、日常を過ごす。 朝は喫茶店でコーヒーを飲みながら新聞を読み、 昼は土地の名物を食し、そして夜はもちろん酒。 今回は大阪、熊本、伊勢、浅草、仙台、神戸、松江、米子。 米子以外は…

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松尾 貴史 「東京くねくね」読了

松尾 貴史 「東京くねくね」読了。 東京新聞に連載されたエッセイ。 千代田区を初めとして23区を周り、その後近郊の都市を周る。 とにかく緩い。行き当たりバッタリで、食事時には、酒もOK。 ウンチクが少ないのは松尾さんが関西出身だから。 ほとんど初めて行くようなところもある。 本人があとがきにも書いているように、決してガイ…

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伊坂 幸太郎 「AX」読了

伊坂 幸太郎 「AX」読了。 「グラスホッパー」、「マリアビートル」に続く、殺し屋シリーズ3作目。 シリーズと言っても、そんなに繋がってないけど。 前2作と違い、今回は短編集。 最初の3編が雑誌に掲載されたもので、残り2編が書下ろし。 「AX」が1番良かった。今回は殺しが中心ではなく、 恐妻家の殺し屋の日常を描いた話。 …

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万城目 学「パーマネント神喜劇」読了

万城目 学「パーマネント神喜劇」読了。 万城目さんの最新刊。 神様が主人公の4つの短編集。 それぞれの短編は神様の語りと、 願いを叶えたい、市井の人々の話が交互に綴られている。 神様の語りはユーモラスで、 万城目さんが想像する神様の願いの叶え方も面白い。 結局最後はそれぞれの願いが叶うというハッピーエンドで、 神…

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米澤 穂信 「いまさら翼といわれても」

米澤 穂信 「いまさら翼といわれても」読了。 古典部シリーズの6作目で、6編の短編集。 主人公を含む男子2人、女子2人の高校2年生は、 さすがにキャラクターも確立されストーリーもくっきり。 タイトル作の「いまさら翼といわれても」が良かった。 えるは翼を得たけど、使い方がわからない。 「わたしたちの伝説の一冊」で摩耶花は漫…

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森見 登美彦 「四畳半王国見聞録」読了

森見 登美彦 「四畳半王国見聞録」読了。 例によって、京都の阿呆な学生を描いた7つの短編集。 これまでに読んだ作品に出て来た人物も多々出てくるけど、 ボロボロのアパートの屋上に奉られた阿呆神が各短編での共通項か。 それぞれの短編は面白いことは面白いけど、 別々に発表されたせいか、全体としてのまとまりは今ひとつに感じる。…

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森見 登美彦 「恋文の技術」読了

森見 登美彦 「恋文の技術」読了。 京都から能登の研究所に飛ばされた大学院生が、 同級生、研究室の意地悪な女子の先輩、以前、家庭教師をしていた小学生、 妹、そして森見 登美彦に手紙を書きまくり、 憧れへの女性への恋文を書く技術を磨くというへんてこな物語。 女性への失敗書簡集もあり、最後は、関係者を大文字山に集めるた…

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森見 登美彦 「【新釈】走れメロス 他四篇」読了

森見 登美彦 「【新釈】走れメロス 他四篇」読了。 中島 敦 「山月記」、芥川 龍之介 「藪の中」、太宰 治 「走れメロス」、 坂口 安吾 「桜の森の満開の下」、森 鴎外 「百物語」を 森見流に焼き直したもので、主人公は京都の大学生。 あとがきによると、「原典を形づくる主な要素が明らかに 分かるように書こうとした。」とのこ…

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村上 春樹 「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」読了

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編。 様々なナゾはあまり解かれないまま、 主人公は勝手に大団円を迎えてしまった。 1番のナゾは、第1部の冒頭で主人公が顔のない男に 肖像画を描くよう要求されて、それができない場面が出てくるけど、 それっきりになってしまったこと。 イデアとメタファーという、あまりにも抽象的な表現を …

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宮部 みゆき 「希望荘」読了

宮部 みゆき 「希望荘」読了。 杉村 三郎シリーズの4作目。 主人公の杉村 三郎は、3作目で離婚。 それまでの探偵ライクな行動から、本物の探偵になった。 4編の物語の1編はそのきっかけとなるもの。 タイトル作の「希望荘」が1番面白かった。 本物の探偵になるまでは、事件が向こうから近づいていたけど、 探偵になり、依頼を受…

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村上 春樹 「騎士団長殺し : 第1部 顕れるイデア編」読了

村上 春樹 「騎士団長殺し : 第1部 顕れるイデア編」読了。 久々の村上 春樹。 イデアが騎士団長の姿をして顕れる。 何をどう語ればいいのかわからない。 隠されたものが多すぎて、第2部の展開がどうなるか全く予想つかない。 面白いかと言えば、面白い。 春樹ワールドと言ってしまえば、それまで。

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米澤 穂信 「ふたりの距離の概算」読了

米澤 穂信 「ふたりの距離の概算」読了。 古典部シリーズの5作目。 主人公たちは2年生になり、古典部にも新入生がやってくるが、 仮入部のままやめてしまう。 部長である女子と諍いがあったようだが、理由は謎のまま。 それを主人公が校内マラソン大会で20キロ走る間に解き明かす。 でも、謎は解かれたけど、問題は解決しない。 高…

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森見 登美彦 「夜行」読了」

森見 登美彦 「夜行」読了」。 最近お気に入りの作家の最新作。 岸田道生という銅版画家の「夜行」という連作にまつわる不思議な話。 「夜行」は日本各地の街にある家と顔のない女性が刷られた版画で、 10年ぶりに集まった5人の男女が、尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡、そして鞍馬で、 おどろおどろしい経験をする。 最後の鞍馬では主人公…

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宮部 みゆき 「ペテロの葬列」

宮部 みゆき 「ペテロの葬列」。 杉村 三郎シリーズの3作目。 カリスマ創業者の妾腹と結婚した主人公は 相変わらずモヤモヤした生活を続けているが、 今回も事件に巻き込まれ、解決へ向けては活躍する。 いったん解決したように見えた後、 ヒラメキで最後の詰めをするのは、前作と同じ。 そしてモヤモヤ生活はアッと驚く展開でスッキ…

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米澤 穂信 「遠回りする雛」読了

米澤 穂信 「遠回りする雛」読了。 古典部シリーズの4作目。 今回は入学後から春休みまでのエピソードを拾う短編集。 主人公のホータロー、里志、千反田、摩耶花の4人の登場人物が過ごす 高校生らしい生活の中で起こる小さな謎を ホータローが解き明かすというのは同じ流れ。 摩耶花と里志の恋の行方、 千反田を意識し始めたホータロ…

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米澤 穂信 「クドリャフカの順番」読了

米澤 穂信 「クドリャフカの順番」読了。 「古典部シリーズ」の3作目。 3作目ということもあって、 高校1年生である古典部の4人のキャラクターはほぼほぼ固まってきた。 しかしそれは、ミステリーとは言え、高校での事件なので、 物語の行方が読者の期待とさほど違わないことと想定される。 主人公が事件をほぼ解決するけど、 それ…

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宮部 みゆき 「名もなき毒」読了

宮部 みゆき 「名もなき毒」読了 「誰か Somebody」に続く、杉村 三郎シリーズの2作目。 前作よりもずっと長くなっている。 主人公を取り巻く環境は、 編集部のアルバイトが変わった以外はそれほど変わっていないが、 それが今回の物語の中心の1つ。 人が死んだ事件に、また関わるけど、 それは非日常的なことで、 直感…

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米澤 穂信 「愚者のエンドロール」読了

米澤 穂信 「愚者のエンドロール」読了。 「氷菓」に続く古典部シリーズの2作目。 登場人物は前作と同じ、主人公を含む高校古典部の4人。 今回は作成途中で脚本役が倒れたため撮影が中断された 2年生のクラスのミステリービデオの続きを推理するという内容。 主人公は誤った推理をするが、そのまま受け入れられ、 ビデオは完成。しかし…

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米澤 穂信 「氷菓」読了

米澤 穂信 「氷菓」読了。 米澤さんのデビュー作にして、古典部シリーズの第1作。 高校に入学した主人公は姉からの手紙での指示で古典部に入る。 古典部には在校生の部員が居なかったが、 それが男子2名と女子2名の4人となり、部活を進める。 身の回りに起きる小さな謎を主人公が解き明かすところは、 以前読んだ「さよなら妖精」と同…

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森見 登美彦 「四畳半神話体系」読了

森見 登美彦 「四畳半神話体系」読了。 森見さんお得意の大学生もの。 四畳半に住む大学生の4つの話。 登場人物は小津、明石さん、羽貫さん、樋口師匠、城ヶ崎先輩なそ。 羽貫さんと樋口師匠は「命短し歩けよ乙女」にも出てくる。 キーワードは下鴨幽水荘、カステラ、猫ラーメン、タツノオトシゴ、占い師、 鴨川デルタ、コロッセ…

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宮部 みゆき 「誰か Somebody」読了

宮部 みゆき 「誰か Somebody」読了。 久々の宮部みゆき。 宮部みゆきは文庫でほとんど読んだつもりだったけど、 これはカッパノベルズになったので、 目に止まらず読んでなかったらしい。 杉村三郎シリーズの1作目らしいけど、 シリーズそのものを知らなかった。 書かれたのは「模倣犯」の少し後で、 そんな…

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川村 元気 「世界から猫が消えたなら」読了

川村 元気 「世界から猫が消えたなら」読了。 本屋さんに積んであったのを見たことがあったけど、 ヒット中の映画「君の名は」のプロデューサーが書いたと知って、 図書館で借りてみました。 脳腫瘍で余命いくばくもないと宣告された若者のもとに悪魔が現れる。 この世から1つ何かを消せば1日寿命が延びるという 悪魔との契…

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森見 登美彦「きつねのはなし」読了

森見 登美彦「きつねのはなし」読了。 例によって京都を舞台にした男子大学生が主人公の4つの短編。 タイトル作の「きつねのはなし」は骨董店の女主人と、 アルバイトの学生、そしてその顧客をめぐる不思議な話。 残りの3作もその骨董屋が少しずつ絡む。 僕の知っている森見さんと違い、おちゃらけもなく、 全編を通して暗いトー…

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吉田 修一 「犯罪小説集」読了

吉田 修一 「犯罪小説集」読了。 吉田さんの最新作。タイトルが面白い。 実際にあった事件をモチーフにしたと思われる短編集で、 青田Y字路、曼珠姫午睡、百家楽餓鬼、万屋善次郎、白球白蛇伝の5編。 タイトルが5文字で統一されていてとてもユニーク。 曼珠姫午睡以外は後味の悪い終わり方で、 ちょっと苦手かも。 犯罪小説な…

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