七瀬ふたたび 読書の思い出その3

読書の思い出その2に続きその3。

高校に入っても文庫本愛は変わらない。読書好きの友人もでき、楽しい読書生活。
部活は軟式テニスをやっていたので、通学時間が主な読書タイム。

教科書に「こころ」の一部が載っていたこともあり、
夏目漱石の前期3部作の「三四郎」、「それから」、「門」、
後期3部作の「彼岸過ぎまで」、「行人」、「こころ」を順番に読んでみた。
それぞれの主人公が同一人物でないことはわかっているけど、
「Stray sheep」などと呟いていた青年が、
少しずつ人生のくぼみにハマり、最後は自殺してしまう流れは、
カッコつけて純文学を中心に読んでいた僕の心に深く響いた。
同じように教科書で一部を読んだ遠藤周作の「沈黙」は、
まだ文庫になっていなかったので、単行本を買って読んだ。
やはり重いテーマの本だ。

そんな高校時代に一番思い出に残っているのは筒井康隆の「七瀬ふたたび」。
「家族八景」のテレパス七瀬が他の超能力者とともに行動するようになるが、
超能力者を抹殺しようとする集団に追い詰められる。
その様がとても恐ろしく、予知能力を持つ仲間は予知をできなくなり、
そして最後は七瀬も‥。
あまりの衝撃に、シリーズ3作目の「エディプスの恋人」を単行本で購入。
こちらも面白かったが、2作目にはかなわない。

筒井康隆は、その後も文庫が出るたびに読んでいたけど、
いつのまにか遠ざかってしまった。
数年前に「旅のラゴス」を再読したのが最後。

読書の思い出はその4に続く。

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