奥田 英朗 「向田理髪店」読了

奥田 英朗 「向田理髪店」読了。
奥田さんの最新作。全作制覇継続。

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舞台は北海道の財政破綻した架空の市。
しぼんでいく街にある、床屋の主人が主人公。
年はぼくとほとんど同じ。
主人公の友人たち、その子供たち、親たちなど、
極めて普通な市井の人々の日常を描いた6編の短編集。
「中国からの花嫁」が良かった。鼻の奥がつんときた。
これは奥田さん、お得意のセリフだ。
家族の物語という意味では、
「家日和」、「我が家の問題」、「我が家のヒミツ」の3部作に
通じるところがある。ただ、3部作は夫と妻が軸であるのに対し、
本作は親と子が軸であるところがちょっと違う。
でも、面白いことには間違いない。