米澤 穂信 「真実の10メートル手前」

米澤 穂信 「真実の10メートル手前」。
先日読んだ「王とサーカス」と同じ太刀洗万智が主人公の短編集。

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タイトル作の「真実の10メートル手前」は、
「王とサーカス」の前日譚的な物語で、太刀洗は新聞記者。
残りはジャーナリストとして登場するので、後日譚的物語。
しかし、最後の「綱渡りの成功例」以外は、
「王とサーカス」より以前に書かれていたとは驚き。
太刀洗の鋭い推察力と気遣いは健在で、
ジャーナリストとしての自分のあり方を模索し続けている。
「ナイフを失われた思い出の中に」では、
さよなら妖精」の中で亡くなった女性の兄も出てくる。
「王とサーカス」ほどの迫力はないが、
秀逸な短編集であることは間違いない。

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