道尾秀介 「ラットマン」読了

道尾秀介 「ラットマン」読了。
ラットマンは鼠男のことかと思ったら、そうではなくて、
心理学上の有名な絵で、
同じ絵でも人の顔とならべておくと男の人(マン)の顔に見え、
動物の絵とならべておくと鼠(ラット)に見える事象のこと。

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主人公は30歳のサラリーマンで
高校時代から仲間とバンドをやっている。
その彼女が練習スタジオで殺される。

犯人は、主人公→彼女の妹→実はスタジオのマスター、
主人公の姉が死んだのは、父が殺した→母が殺した→実は自殺だった、
というふうに読者はうまく騙される。

騙されるのは、「片眼の猿」、「ソロモンの犬」と同じだが、
あざとさが目立たなくなったのと、主人公の心理がうまく描かれていて、
主人公の暗い思いは、「月と蟹」の少年とつながるものがある。

ラットマンについては物語の冒頭で友人が説明するが、
ストーリーとどうつながるかは読んでからのお楽しみ。

次作も読んでみよう。

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    Excerpt: 道尾 秀介 「獏の檻」読了。 昨年の4月に刊行された本を図書館8ヶ月待ちでゲット。 Weblog: horikenな日常 racked: 2015-01-11 09:11