椎名誠 「新宿遊牧民」読了

椎名誠 「新宿遊牧民」(講談社文庫)読了。
「哀愁の町に霧が降るのだ」からつながる私小説、と言うかほとんど実話。

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中心人物は新宿で居酒屋チェーンを経営する 太田トクヤ、
読売広告社元社長 岩切靖治、本の雑誌社の元社長 目黒考二などで
彼らとの交流が小さな小川で、それが集まって大河となる小説らしい。
新宿で椎名と太田が出合った30年ぐらい前から、
太田の建てたビルの屋上にモンゴルのゲルを立てるまでの
色々なできごとを書き綴った物語。

「怪しい探検隊」シリーズとか、「赤マントシリーズ」とか
「雑魚釣隊」の話とか、日本の海岸を旅する話とか、
浮き球を使った野球の話とか、映画を作った話とか、
どっかで読んだことがある話が連綿と綴られていて
30年の集大成という感じでしょうか。

椎名ファンならそれなりに楽しめると思います。

ちなみに私小説シリーズは椎名本人のあとがきによるとこんな感じ。

「哀愁の町に霧が降るのだ」
「わしらは怪しい探険隊」
「あやしい探検隊 北へ」
「あやしい探検隊 不思議島へ行く」
「新橋烏森口青春編」
「銀座のカラス」
「本の雑誌血風録」
「新宿熱風どかどか団」
「海浜棒球始末記」
「わしらは怪しい雑魚釣り隊」

もちろん全部読みましたが、一番面白かったのは「哀愁の町に霧が降るのだ」。
「銀座のカラス」も面白かったけど、新聞小説なので
ちょっと気取った感じがしたのを憶えている。
あと、「あやしい探検隊 北へ」を読んだときの衝撃は忘れられない。
初めて読んだ椎名本。そこから結局はまることになったのでした。

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