東野圭吾 「ガリレオの苦悩」 読了

東野圭吾 「ガリレオの苦悩」(文春文庫)読了。

直木賞を獲った前作「容疑者Xの献身」に続くガリレオシリーズ4作目。
容疑者Xの献身は長編だったけど、本作は元に戻って短編5作。
タイトルも元に戻った。

・落下る(おちる)
・操縦る(あやつる)
・密室る(とじる)
・指標す(しめす)
・攪乱す(みだす)

当て字と読みを併記するのがこのシリーズのタイトルのつけ方。

登場人物は主人公の帝都大准教授 ガリレオ 湯川、
大学の同級生で警視庁の刑事 草薙は同じで
草薙の後輩女性刑事 内海が新登場。
この内海はテレビシリーズ化された時に原作には登場しないけど
追加された人物で、今作から小説にも登場することになったそう。
テレビでは柴崎コウが演じたらしい。
なかなか東野さんらしいやりかたかと。
(どんな人か知りませんが、何となくそう思ってしまいました。)

物語は湯川が科学の知識を駆使して、
実験でトリックをあばいていくところはこれまでと同じ。
ただ、湯川に謎解きを依頼するのが草薙から内海に変わった。
それにしてもこんなトリックを良く考え付くなと思う。
東野さんは工学部出身らしいので、ベースの知識はあるんだろうけど。

それと操縦る(あやつる)は大学の恩師が犯人だけど、
その心情を慮りつつ解決に結びつけるところは
加賀恭一郎とダブった。

東野さんは日経エンタテインメント調査によると、
「売れる作家&マンガ家」の堂々第1位。
著作の多彩さ、エンタテインメント性の高さ、
物語のおもしろさ、どれを取っても当代随一の作家だということか。
私にとっても、もっとも気になる作家の1人であることは間違いない。

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  • 東野圭吾 「聖女の救済」読了。

    Excerpt: 東野圭吾 「聖女の救済」(文春文庫)読了。 前作「ガリレオの苦悩」に続く、シリーズ第5作。 Weblog: horikenな日常 racked: 2012-05-05 16:03
  • 「東野圭吾公式ガイド」 読了

    Excerpt: 「東野圭吾公式ガイド」(講談社文庫) 読了。 東野さんの作家生活25周年を記念した企画本で、 読者1万人が選んだ東野作品人気ランキングと 作者自身による各作品への思いをまとめた本。 Weblog: horikenな日常 racked: 2012-05-22 00:21